金沢大学 医薬保健学域 医学類
(2025年3月卒業)
前田 逞斗さん
―星稜への進学を決めた理由、そして星稜時代の思い出について教えてください。
星稜だからできることがある
出会える人がいる
中高一貫で高校受験がないこと、また小さい頃からサッカーをしていることから、人工芝のグラウンドなど恵まれた設備でプレーできる点に魅力を感じて星稜への進学を決めました。
星稜生は明るくて優しい人が多く、初対面でも打ち解けやすい雰囲気があります。僕は中学3年から高校 3年までの4年間を同じクラスメートと過ごしたのですが、自然に“人に頼る力”“周囲と協力する力“が身につきました。一方で各コースでさまざまな生徒が学んでいるので、勉強のことでも趣味のことでも、いろんな場面で仲間が見つかりました。同級生とは卒業した今も、よく集まって遊んでいます。
在学中の一番の思い出は修学旅行です。いろんなトラブルがありましたが、それも含めてとても楽しかったです。

―いつ、医学の道に進むことを決めたのですか。また現在の医学部の学びについても教えてください。
医学の道に進んで良かった!
これから始まる専門的な学びに期待
なんとなく「進学するなら医学部がいいな」と考えるようになったのは高校1年生の頃で、それがそのままリアルな目標になりました。サッカーを長く続ける中で、ケガが原因で練習を休まざるを得ない人、サッカー自体を諦める人をたくさん見てきたこともあり、スポーツ選手をケアできる医師を目指したいという思いがあります。
僕は医学生といっても1年生なので、他学部の学生と一緒に学ぶ共通教育科目が多く、専門的な科目はまだ始まっていません。それでも「面白そうだな」と感じることは多いですし、医学の道に進んで良かったと感じています。今は時間的な余裕がありますが、先輩方を見ていると毎日忙しそうなので、これからは気を引き締めないといけないですね。

―前田さんはサッカー部を6年間続けました。勉強と部活動を両立する秘訣とメリットを教えてください。
本気でサッカーに打ち込んだことで
最後の一年は勉強に集中
サッカー部の活動のために土日は勉強できないことが多く、そこは大変でしたが、勉強だけになってしまうと、自分にとっては逆に苦しい面があります。何とか踏ん張って両立しながら、高校3年の夏の引退試合でサッカーにひと区切りをつけ、そこから気持ちを切り替えて受験勉強に集中しました。中高一貫コースでは「先取り学習」により、高校2年生までに主要教科の教科書の学習を終了し、3年生になると大学入試対策に専念できます。
6年間、本気でサッカーに打ち込んだことで、目標を持ち辛抱強く物事に取り組む姿勢が身につきましたし、勉強のモチベーションも維持することができました。結果的に受験で結果を出す原動力が養われたように思います。
―星稜で学ぶ後輩に向け、勉強で成果を出すコツ、
大学入試に勝つためのアドバイスをお願いします。
英語力アップの秘訣は習慣化
早い段階からコツコツ取り組もう!
中高一貫コースは高校受験がない分、他校の受験生に比べて余裕を持って大学入試に取り組める点が大きな魅力です。もし医学部を目指すのであれば、英語、数学は早めに取り組んでおくといいと思います。特に英語はこれから先、どんな場面でも絶対に役に立ちますが、今取り組んですぐに上達するものではありません。僕自身は高校1年のときから毎日シャドーイングに取り組むようにしたのですが、長く続けるにつれ、英語のリーディングがどんどん得意になっていくのが分かりました。英語の勉強は早い段階から習慣化しておく良いと思います。













