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1時間 月曜・火曜に活動 |
▶如月の作品展示 『雪』にまつわる言葉
今回は『雪』にまつわる言葉を書いてみました。
手に触れればすぐにとけてしまう雪ですが、その様子から様々な名前がついています。
全国的には例年にない大雪に見舞われて大変な思いをされている地域もありますが、金沢では大寒を迎えてもほとんど雪のない日々を過ごしています。
雪は降る様子だけでなく、降る時期によっても様々な名前が付いています。
【秋の雪/秋雪(しゅうせつ)】秋に降る雪。
【冬の雪】冬に降る雪。
【春の雪/春雪(しゅんせつ)】春に降る雪。
【八日吹き】12月8日に降る雪。
【三白(さんぱく)】正月三が日に降る雪。
【臘雪(ろうせつ)】旧暦12月に降る雪。
【太平雪(たびらゆき)】春に降る薄くて大きな雪。
エントランスを通る際は書道部の書を見て、少しでも『雪』を感じてもらえたらと思います。
▶謹賀新年 2025年 書初め作品
2025年の抱負や目標を書きました。部員たちの固い決意を感じられる作品となりました。
「桜梅桃李」桜梅桃李のそれぞれが美しい花を咲かせるように、他人と比べることなく自分自身を磨くことが大切なこと
「悠々自適」のんびりと心静かに、思うまま過ごすこと
「蛍雪の功」苦労して勉学に励むこと
書初めのルーツは今から1,000年ほど前の平安時代の宮中における「吉書の奏」という行事だそうです。しかし、「年賀状じまい」が加速する昨今です。書初めともいつかは縁遠くなってしまうのでしょうか。
科学系メディアLive Scienceの記事に、新年の抱負は本当に効果的なのかというタイトルの記事を見つけました。Do New Year's resolutions really work? | Live Science これを読むと、筆を持つかどうかはさておき、新年の抱負を決めるという行為は、時代や国を問わず今後も引き継がれていく気がします。キーワードはfresh start effect(フレッシュスタート効果)とtemporal landmark(時間的ランドマーク)といったところでしょうか。
▶師走の作品展示 今年の漢字
今年の冬は比較的暖かいですが、暦の上ではもう「大雪」です。この時期はやはり「今年の漢字」ですよね。
京都清水寺で発表される漢字は世相を表すものですが、星稜高校書道部の「今年の漢字」はそれぞれの一年を象徴する漢字です。
ゆく年を振り返り、その想いを一文字におさめつつ、やがてくる新たな年に向け、心を静かに整えました。
「輝」輝くような一年を送りました。
「煌」高校生になって毎日がキラキラ煌めいていた。
「逢」入学して自分の人生を変えてくれた人たちと出会うことができました。
「熱」行事やイベントが盛り上がった熱い一年でした。
「昇」成績とテンションが上がった一年でした。
「望」望には「遠くを見やる」という意味があります。進路について考える機会が多く、これからの自分を考えることが増えた一年でした。
▶立冬の作品展示
「画数の多い漢字」と題し作品を展示しました。実は「一」や「千」のように画数の少ない漢字は、書道においては意外に書きにくいものです。なぜなら、限られた点画でバランスを取らなければならないためです。点画とは漢字を構成する点や画のことです。とはいえ、ここまで画数が多いと、これもまた線の太さや間隔、始筆や収筆の位置など、意識を持って書かないと、こうは美しく書けません。画数の多さに負けず、今回も力作が揃いました。
▶秋の作品展示「秋の七草」
長い残暑が続きましたが、ようやく朝晩、秋らしさを感じるようになりました。
今秋は「秋の七草」を作品にしました。万葉集の歌に詠まれた可憐な花たちです。
折しも今日は十三夜。
日中は書を愛で、夜には秋の草花を照らす「後の月」を眺める、そんな秋の夜長にしたいものですね。
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秋の野に 咲きたる花を 指折り
かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花葛花 なでしこの花
女郎花 また藤袴 朝貌の花
山上憶良
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▶生徒会誌「星翔」の題字制作
「星翔」の制作は毎年恒例です。年度末に発刊される生徒会誌「星翔」の表紙を飾る題字となります。
そのため、部員にとっては非常に責務を感じつつ、やりがいのある制作となります。
いつも以上に筆を握る手が強張り、息を止める時間も長くなり、何枚も何枚も書き直します。
どの作品も表紙を飾るに相応しい作品に仕上がりました。
▶春の作品展示
2月も半ば。暦の上では雨水の時節となり、雪が雨へと変わり大地を潤すころとなりました。「春めく漢字-応援編」と題し、春の訪れを感じる漢字を作品にしました。今年の春は例年と少し違う春になりそうです。4月から新生活を迎える高校生へのエールはもちろん、震災により生活が一変してしまった方たちへのエール、冬場の鍛錬を経て選抜大会に出場する野球部員へのエールなど、例年以上に応援の言葉が行き来する春になる予感がします。誰かに支えられていることに感謝し、誰かを支えることに喜びを感じる、そんなあたたかい春がもうすぐそこに来ています。
▶星稜祭の大作品
今年も星稜祭にて大作品を展示しました。昨年同様、カラー書道液を使ってカラフルに仕上げました。歌詞を作品にするのは今年でまだ2年目ですが、星稜祭前日の放課後に掲示作業をしていると、掲示し終わる前から、何の歌詞なのか曲名を予想しながら下校していく生徒たちがいました。「星稜祭の書道部大作品といえば、心に刺さる歌の歌詞!」という認識が定着しているのでしょうか。このスタイルを定番化するのかどうかは、部員たちの来年の話し合い次第です。
▶初夏の作品展示
「初夏・夏の季語」と題し、作品を展示しました。美しい言葉で彩られる日本の四季ですが、特に「季語」は、日本の風景や気候、文化を深く表現しています。たくさんある季語の中から、それぞれの部員がこれぞと思う季語を選びました。夏の情景を思い描きながら一筆一筆丁寧に書き、言葉の魅力を感じる時間となりました。二十四節気とともに季節感あふれる展示となっています。
▶謹賀新年 2024年書初め作品を展示中!
石川の2024年は、悲痛な幕開けとなってしまいました。令和6年能登半島地震の犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々が1日も早く穏やかな日常に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。
私だけでしょうか。この展示の前に静かに立ってみると、今年の目標として掲げた部員たちの言葉が、復興へ向けた力強い言葉のようにも思えてきます。高校生の決意の中に、復興への明るい光を見出そうとしているのかもしれません。2024年も未来を担う若者たちがたくましく道を切り拓く1年でありますよう、願うばかりです。
▶師走の作品展示 今年の漢字
年末といえばこれ。今年も「2023年 今年の漢字」を書きました。清水寺で発表された今年の一文字は「税」でしたね。部員たちが選んだそれぞれの一文字は右の通りです。その一部をご紹介しましょう。
「翔」翔けるようにはやく1年が過ぎました。
「良」良い仲間や環境に恵まれ1年を過ごせました。
「流」流れ星のように月日がはやく流れていった1年でした。
「厳」学校生活に慣れてくる時期だけど自分に厳しく過ごせました。
「響」不安だった高校生活は、ある響きによって何てことないものになりました。
▶生徒会誌「星翔」の題字制作
年度末に発刊される生徒会誌「星翔」の題字を書きました。どの作品をとっても、それぞれがお手本のようにとてもきれいに書けています。しかし、このように並べるとやはりそれぞれの個性が際立ちますね。この中の2つが生徒会誌の表紙と中表紙に採用されます。さて、今年はどの2作品が選ばれるでしょうか。乞うご期待!
▶秋―寒露の作品展示 暦のことば
今秋のテーマは「暦のことばー二十四節気ー」です。3年生の引退後、残された1・2年生の部員数が12名となりました。この部員数から、顧問がほくそ笑みながら部員に提案したのがこのテーマです。かねてより、どうしてもみんなで取り組みたかった二十四節気でしたが、なかなか部員数が24名に至る事がなく頃合いを見計らっておりました。この秋、満を持してひとり二節気の文字を担当することで、ちょうど二十四節気が完成する運びとなりました。馴染みのある春分や夏至と対照的に、読めない節気名や、季節と結びつけにくい節気名もあり、部員にとっては少し賢くなった時間でもあったようです。通年掲示しておきたい作品になりました。
▶星稜祭の大作品が完成!
毎年恒例!星稜祭の大作品が完成しました。今年も部員全員で話し合って選んだ歌の歌詞からの引用で、1人1行を担当しました。例年との違いは、ご覧の通り「色」!です。初夏に伝統色の豊富さに感銘を受けた部員たちの意見で、カラー墨汁を使用し、カラフルに仕上げることになりました。また、今年から展示場所がエントランス学習室前に変更になりました。ガラス張りの壁面に入っている星稜高校のシンボル「Grow Tree」の透かし柄が、作品を華やかに彩ってくれました。
▶初夏の作品展示 日本の伝統色を愉しむ
私たちの身の回りには、生活を彩る様々な色が存在します。今回は「日本の伝統色を愉しむ」と題し、古来の日本人も愉しんだ伝統色の名前を作品にしました。4月に入部してくれた新入部員6名にとってはこれが初めての作品展示です。
星稜に通う生徒たちにとって、星稜スクールライフは何色なのでしょう。十人十色という言葉がありますが、中高あわせて約1,900名が通う星稜スクールライフは約1,900色、とそれはもう色とりどりで華やかなはずです。微細な色の違いを感じとりそれぞれに名前をつけた古来日本人の感性に倣い、一人一人の個性を敬い、愛おしむ学校でありたいと心穏やかに作品を眺めずにはいられませんでした。
ちなみに、本校の校歌の二番歌詞に「薄紅(うすくれない)の蓮の花」という一節があります。本校の音楽教員からの要望で、急遽展示作品に加えられました。4月の音楽室からは毎日春風に乗って校歌が聞こえていましたが、どうやら令和時代の高校生は「薄紅(うすくれない)」と聞いても、色が浮かばない生徒もいるようです。
▶春の作品展示 出逢いと別れの季節に寄り添う漢字
卒業式や入学式は、寂しさもあるけれど期待感もある。出逢いと別れが交錯するこの季節はちょっぴり複雑でもあります。そんな時は、言葉の力を借りて一歩前に踏み出してみましょう。不安で足がすくんでしまいそうな時に、そっと背中を押してくれそうな春めいた漢字を集めてみました。卒業生をあたたかく見送り、新入生をあたたかく迎える作品展示となりました。
▶謹賀新年 2023年書初め作品を展示中!
明けましておめでとうございます。毎年恒例となった今年の目標や抱負を表す四文字熟語です。不思議なことに、まるでしめし合わせたように一人一人が異なる四文字熟語を選びました。ところで、全ての四文字熟語を読めますか。また、意味がわかりますか。品評会において、部員たちも互いに熟語の読みと意味を説明し合い、それぞれの1年の抱負を再確認しました。
▶師走の作品展示 今年の漢字
「2022年 今年の漢字」というテーマで仕上げた毛筆作品13点です。12月12日の「漢字の日」に清水寺で発表される今年の一文字は世相を反映するものですが、それとは少し趣旨を変え、それぞれが今年の自分を振り返り、一年を象徴する一文字を決めました。何かと忙しない年末ですが、自分と対峙する静かな時間がもてました。
▶稲置学園90周年記念事業 文芸部✖️書道部のコラボ特別企画!
学園創立90周年を記念し、初めての試みである文芸部とのコラボ特別展示を行いました。文芸部が企画した川柳コンクールの入賞作品を、書道部員が毛筆で清書するという形で、川柳コンクール入賞作品をお披露目しました。「マスク」や「オンライン」など普段は書くことのないカタカナを毛筆で書く機会となりました。カタカナは形がシンプルだからこそ、筆順や線の方向、払いや止めを正確に書く基本技術が求められます。担当した部員は慎重に筆を運んでいました。
▶ついに星稜祭の大作品が完成!
毎年恒例!星稜祭の大作品が完成しました。毎年恒例!とは言いつつ、感染症予防対策をしながらの作品制作でしたので、分散活動をしながら一体感が出せる形をみんなで思案し、例年とは一味違ったこのような作品の形態となりました。中央に位置する「星春」の二文字は、この作品を最後に引退する3年生の2人が書いたものです。「青春」にかけた造語で、もちろん「せいしゅん」と読みます。バケツにポスターカラーを流し込み、いつもの3倍はあろう大筆を駆使し、仕上げました。通常は一画一画 墨継ぎをし、穂先を整えることは、次の点画への繋がりが無くなるのであまり好まれませんが、さすがにこの文字の大きさはそういうわけにはいきません。一画一画墨継ぎ(ポスターカラー継ぎ)をしつつも、躍動感あふれる筆運びで見事に仕上げてくれました。
▶如月の作品展示 偉人が書いたラブレター
昨年に引き続き、バレンタイン特別企画「偉人が書いたラブレター」と題して、硬筆作品展示を行いました。ベートーベンや芥川龍之介など、世界の著名人や文豪たちが、愛する人を想いながらしたためたラブレターを一文字一文字丁寧に書きました。皆さんも甘いチョコレートに甘い言葉を添えてみませんか。
▶晩秋の作品展示
空と雲にまつわる美しい日本語を作品にしました。下校時、校舎を出る前に、エントランスで少しだけ足を止めて作品を鑑賞してみてください。そのまま校舎を出て、表情豊かな秋の空や、そこに浮かぶ雲を見上げてみましょう。すーっと空に吸い込まれそうな感覚に陥り、足元が軽くなりますよ。「今日も一日、勉強に部活動によく頑張ったなぁ」と足取り軽く帰宅できるはずです。
▶星稜祭の大作品が完成!
毎年恒例!星稜祭の大作品が完成しました。部員全員で話し合って選んだ歌の歌詞からの引用です。1人1行を担当したのですが、互いの文字を見ながら、文字の大きさのバランスを整えるのが難しかったようです。均一になりすぎず、歌詞の内容から強調したい箇所は大きく力強く書きつつ、周囲の文字との調和も考えでしゃばりすぎず、といった具合に、上手に調整しながら書いていました。今年も大作となりました。
▶初夏の毛筆作品を展示中!
4月に入部した新入部員5名にとって初めての作品展示となります。今回は「日本情緒あふれる雨の呼び名」というテーマで仕上げました。五月雨、緑雨、虎が雨など、文字の美しさのみならず、呼び名の音の美しさをも味わいたい作品11選です。名前の由来の解説も添えてあります。これを機に、日本人の自然に対する感性を味わってみて下さい。雨の時期を楽しく過ごせるかもしれませんよ。
▶真夏の作品制作
9月の星稜祭に向けて、大型作品の制作に取りかかりました。およそ縦3m、横5.5mの大きな作品となります。新聞紙をつなぎ合わせたもので練習をします。何でもないように見えますが、この新聞紙を繋ぎ合わせるところに実はひと苦労があるのです。採寸から、ガムテープ止めまで、シワやヨレとの戦いですから。筆を持つところまでが、ワー!キャー!とまぁ賑やかな作業風景です。どのような作品になるか、乞うご期待!
▶春の硬筆作品を展示中!
硬筆作品が仕上がりました。「春を紡ぐやさしい言葉」というテーマで仕上げた力作5点です。出会いや別れの季節である春をテーマとした短歌や歌詞からの引用です。言葉の美しさを損なわないように、美しい文字で綴ろうと部員たちは真摯に作品制作に向き合っていました。そのためか、どの作品からも頬にあたる春先のやわらかい日差しのような優しさが感じられるように思います。